環境制御とは

施設園芸農業と環境制御

施設園芸農業(しせつえんげいのうぎょう)とは、農地をより高度に利用するために、ガラス室・ビニールハウス・トンネルなどの施設で、マルチ・暖房・冷房・灌水・換気・空調などの資材や機器を用いて行われる農業のことを言います。
施設園芸においては、ハードウェアやソフトウェア等のシステムを使う/使わない以前に、そもそも環境条件を何らかの形で制御する事で、植物が生育しやすい状況を作り出しています。環境制御技術は、この特性をシステムの力で強く推し進めた技術です。
環境制御では植物にとって生育しやすい環境を、システムによる栽培環境の最適化を行って作り出しています。また環境制御は太陽光型ハウスや人工光型植物工場といったある程度閉ざされた空間の環境要素を制御する技術のため、基本的に開放空間で植物生育を行う露地栽培ではなく、ある程度閉ざされた空間で行われる施設園芸のための技術になります。
環境制御技術を実施している栽培施設では、露地栽培と異なり外界の環境変化の影響をダイレクトに受ける事なく、植物生育に適した環境をキープする事が出来ます。そのため、精度の高い作物の収量および品質を目指す事が可能です。

環境制御のイメージ

環境制御では下のイメージのように「ハウス内外の環境計測」「ハウス内外の機器制御」「モニタリング」を行います。

環境制御

それぞれ以下のような役割を持っています。

名称 役割
ハウス内外の環境計測
  • ハウス内外の様々な環境要素(温度、湿度、CO2濃度、土壌水分、土壌温度、土壌EC、日射量、降雨、風速、各機器の動作状況、etc…)を計測する事で環境要素をデータとして定量化する
  • 計測したデータは制御やモニタリングに用いる
ハウス内外の機器制御
  • ハウス内外の様々な機器(天窓、側窓、カーテン、ヒーター、CO2施用機、灌水装置、加湿器、etc…)を制御してハウス内の環境を生育に最適なものに整える
モニタリング
  • ハウス内の環境要素や機器の動作状況を人の目で確認する
  • 環境要素や機器動作状況に基づき、ハウスの状態や機器の制御設定を変更する
  • データをまとめる事で、時系列での変化や統計的な傾向の把握を可能にする

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